未来の地球に起こる危機は、あなた自身の危機でもある【生き方は星空が教えてくれる】

 

感動体験プロデューサーの小林です。
フォーラムソラのオブザーバー木内鶴彦さんの著書から得た学びを「フォーラムソラ語録」として配信しています。あなたのオルタナティブ・ライフに役立つヒントをご提供できればと思います!
 
2012年12月2日
 
おはようございます!
 
<今朝のフォーラムソラ語録>

『未来の地球に起こる危機は、あなた自身の危機でもある』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より
 
<星空からのメッセージ>
●こうして、地球防衛のための準備は少しずつですが、動きはじめています。
● たしかに、私たちは2126年にはこの世に存在していないでしょう。しかし、この問題は決して人ごとではないのです。
●私が臨死体験の中で知った膨大な意識は、宇宙そのものでした。つまりこの宇宙には、まったくかかわりのないものは存在していないのです。
●すべては自分自身です。未来の地球に起こる危機は、あなた自身の危機でもあるのです。
●この問題は現在の人間の力を集結させることができれば、乗り越えることのできるものです。
●地球というかけがえのない星を守るために、世界中の国々が、自国の利害を超えて一丸となって立ち向かうことができれば、必ず克服できるのです。(P141)
 
<わたしの読書メモ>
 このことは、人としての生き方を問われているのだと思います。
 デール・カーネギー「人を動かす」では、「すべてに責任を持つ」というフレーズが出てきます。
 人間付き合いはもちろんのこと、自然界の出来事にも、どんなことにも自分が介在している。だから、すべてを人ごとと思わず我が身のこととして捉える。すると自分とのかかわりや、自分なりの解決方法が必ず導きだせる・・・というものでした。
 木内さんの伝えたいことも、これに同様だと私は思います。すべては膨大な意識であり、それが宇宙をつくり地球をつくり、私たち個々の意識をもつくっている。逆説的にいえは、私たちの意識が宇宙そのものであるともいえるわけです。
 ですから、個の肉体(物質)の耐用年数を物差しにするのではなく、意識レベルを尺度とした物差しが必要なのだと思います。
 しかしながら、お金の社会の中で、物質至上主義で生かされている私たちには、意識レベルの話は確かに理解しにくいものなのでしょう。
 時には肩の力を抜いて、無から宇宙ができ、果ては人間までもが創造されたこの事実を考えてみてください。物質よりも意識の方がより多く、私たちに影響力及ぼしていることがわかってきます。
 2126年の問題を我がことと捉え、その解決策を全員参加で考えてみる。すると、きっと素晴らしい答えが見えてくるはずなのです。
 そしてその結果、人類はより近隣の民と愛を深め合い、分かちあい、尊重し合えるようになると私は考えるのです。
 
【筆:小林 健】

木星衝突に観た地球大のキノコ雲【生き方は星空が教えてくれる】

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2012年11月24日

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『木星衝突に観た地球大のキノコ雲』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<星空からのメッセージ>
●そんなとき、人類始まって以来初めて、彗星が太陽系の惑星に実際に衝突するところを観察する機会がやってきたのです。
●1994年7月に起きた、シューメーカー・レビー第9彗星の木星衝突です。(中略)
●当時、テレビのニュースでも取り上げられたので、木星に彗星が衝突する情景を見た記憶がある方も少なくないでしょう。木星はガスでできた巨大な惑星です。その大きさは地球の1321倍もあり、太陽系のなかでも最大を誇っています。
●彗星は衝突前に21個に分裂し、次々と木星に衝突しました。テレビ画面で映像だけ見ると、大した被害ではないように見えたかもしれませんが、実際には直径1キロほどの破片が衝突しただけで、ほぼ地球と同じぐらいの大きさのキノコ雲が観測されたのです。
●もちろん地球と木星ではかなり条件が違うので、この結果をそのまま当てはめることはできません。それでも、これまで科学的な計算によって導かれた被害の予想を、はるかに上回る現象が起こることは明らかになったのです。(P137-139)
<わたしの読書メモ>
 以前お話した1万5000年前に起きた大天変地異は月の到来によるものでした。
 そのときでさえ、人類は何も手を施すことが出来ず、非難要塞を作り、「ノアの箱舟」に代表される非難船隊を構成したりと、
それが治まるのを待つばかりでした。
 2126年の天変地異はそれとは訳がちがいます。彗星が地球に衝突しようとしているのです。
 木内さんはシューメーカー・レビー第9彗星の木星衝突をオーストラリアで観測したわけですが、たった直径1キロの破片でさえ地球大のキノコ雲を観測したのでした。さらに21個に分裂した彗星が衝突すると、地球の1321倍もある木星の表面が大きく歪んだのを確認しました。
 私たちの地球にスウィフト・タットル彗星が衝突はおろか、接近しただけでも分裂した破片の影響を大いに受けることになります。
 これからの114年の間で、相当遠方で「彗星の軌道を変える。」そんなプロジェクトを成功させなくてはなりません。だからこそ、いま人類はひとつになって、共通の問題に立ち向かう体制を作っていかなくてはならないのです。
【筆:小林 健】

地球の残り時間は123年かもしれない【生き方は星空が教えてくれる】

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2012年11月21日

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『地球の残り時間は123年かもしれない』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<星空からのメッセージ>
●みなさんは今(西暦2003年現在)から123年後に彗星が地球に衝突するかもしれないと、あらためてお聞きになり、どう思われたでしょうか。
●123年後なんて、どうせ自分は生きていないから関係ないと思われますか? それとも何とかしなければと、危機感を抱かれたでしょうか。
(中略)
●このニュ一スは、瞬く間に世界中の天文学者の間を走り抜け、専門家の間でも対策を講じる論議が繰り広げられました。その結果、地球からはるか遠くで核ミサイルを撃ち込むことができれば、彗星の軌道を変えることができるということがわかりました。
●しかし、この計画を実現させるには、いくつもの問題を乗り越えなければなりませんでした。核ミサイルをどこの国に提供してもらうのか、軍事的な障害や金銭的な問題、それ以前に地球からはるか遠くに位置している間に彗星に核ミサイルを撃ち込むための技術的な問題もありました。
●いろいろなことを具体的に考えていくと、この問題は、今すぐに取りかかったとしても、ギリギり間に合うかどうかという、非常に深刻な問題でした。
●私も、このことを知って以来、彗星の発見者として講演会など人前で話す機会に恵まれるたびに、未来に向けて準備をすることの必要性を述べてきました。(P136-137)
<わたしの読書メモ>
 世界のどこかでは、深刻な争いごとが絶え間なく起こっています。大体は思想の違いによる衝突のようですが・・・。
 しかし、この2126年の大災害、大天変地異の問題からすれば、人間の理解衝突などということは、どうでもよい問題ではないでしょうか?
 そんなことにエネルギーを注いだり、尊い命を無駄にするよりも、この宇宙船地球号の存続をかけた問題解決を一致団結して行わなくては、人類はもとより全生命の存続さえ危ぶまれてしまうのです。
 そこで考え出されたのが「核ミサイル」の平和利用・・・となったのでした。この対策、実行までの残り時間は114年です(2012年現在)。
 2011年3月11日、あの規模の地震(天変地異)で福島原発が大惨事を巻き起こしました。あの処理でさえ人類はまったく歯が立っていません。
 比較的地球に近い宇宙で「核ミサイルを使う」となると、その影響の及ぼす諸問題がいったいどうなるのか?それこそ宇宙船地球号が航海する大海原である、この宇宙全体に果たして被害が及ばないものなのか?
 そのようなシミュレーションを立てながら、しかも代案も考えながらの対策です。114年の残り時間の中で、私たちは今こそひとつになって、この問題に取り組むべき!と私は思うのです。
 木内さんは講演会があるたびに、この問題の事実と重要性を訴えかけています。それを受け取った私たちも、自分のこととして受け止め、次につないでいく姿勢と行動が問われているのではないでしょうか?
【筆:小林 健】

流れ星の正体は宇宙の塵(ちり)だった【生き方は星空が教えてくれる】

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2012年11月13日

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『流れ星の正体は宇宙の塵(ちり)だった』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●美しい流れ星ですが、その正体は宇宙を漂っている塵(ちり)です。小さな塵が地球の大気にふれ、摩擦熱で高温の光を放ったものが、流れ星なのです。
●夏の夜空にたくさんの流れ星を見ることができるぺルセウス流星群というのは、スウィフト・タットル彗星が軌道上に残した塵の中を地球が横切るために起きているのです。
●これは、彗星の軌道上を地球が突っ切っているということです。
●毎年夏に流星群が見られるということは、毎年夏には彗星の軌道上を地球が通るということです。
●スウィフト・タットル彗星の次回の回帰予定は2126年の7月下旬。わずか15日ほど回帰がズレただけで、地球に衝突してしまうのです。(P135-136)
<わたしの読書メモ>
 流れ星と聞くと、大抵はロマンチックなものを想像します。星が流れるまでに願い事を3回いうことができれば、その願い事が叶うとか・・・。
 フォーラムソラでは「宇宙(ソラ)の旅」に毎年木内さんと繰り出しています。そこでの恒例イベントが「星を見る会」です。それは世界的な彗星探索家の木内さんから、星々や宇宙について享受いただけるという、大変希少な課外授業です。
 この「星を見る会」でもしばしば流れ星を見ることがありますが、大体はその遭遇に驚き、感動し、高揚するばかりで、願い事を3度唱えることまで気がまわりません?運よく、たくさんの流れ星に遭遇するときでも、「よし、願い事だ!」と思いながら見つけるのですが、流れ星の滞空時間はあまりにも一瞬で、一度もその願いを星に託すことはできませんでした。
 そんな、人の心をとりこにする流れ星ですが、特に夏の夜を彩るべルセウス流星群にあっては、私たちがその中(軌道)を横切っている現象がもたらす天体ショーだったのです。
 「知らぬが仏」という言葉がありますが、まさしく現実の姿はロマンチックな世界とは裏腹に、ある意味で危険な行為の産物だったのです。
 そのぺルセウス流星群という宇宙の塵(ちり)の母天体、スウィフト・タットル彗星が地球に衝突するやも知れないのです。しかもそれは回帰がわずか15日ズレただけで生じるのです。
 実は、運よく地球への衝突がまぬかれたとしても、周囲に抱える宇宙の塵と一緒にやってくるわけですから、相当数の隕石が地球に舞い散る(衝突)することになるのです。
 この問題をどう解決するのか?は、今から現実と受け止め回避する策をとらなくてはいけません。それは地球に生きる生命体の新参者であり、地球の生態系のバランス役として生を受けた、われわれ人類のやらなければならない最大の使命なのではないでしょうか?
【筆:小林 健】

2126年・地球滅亡の危機【生き方は星空が教えてくれる】

感動体験プロデューサーの小林です。
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2012年11月12日

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『2126年・地球滅亡の危機』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●私が再発見したスウィフト・タットル彗星の軌道を計算し直したところ、とんでもないことがわかったのです。その知らせは、再発見後間もなくアメリカ・スミソニアン天文台のマースデン博士から私のもとへと届けられました。
●博士の軌道計算によると、スウィフト・タットル彗星の周期は135年。次回の回帰、つまり2126年に再び地球に接近したときに、この彗星は地球と衝突する可能性が高いというのです。このニュースは、当時新聞を賑わせたので、ご記憶の方も多いと思います。
●スウィフト・タットル彗星の直径は、7キロから25キロの間といわれています。私の観測では約20キロぐらいと推測しています。これほど大きな彗星が激突したら、地球はどうなってしまうのでしょう。
●一般的には、直径5OOメートルの彗星が地上に激突したときに受けるダメージは、広島型原子爆弾の1万7千倍の破壊力に相当するといわれています。
●直径2Oキロもの彗星が激突すれば、地上生物が絶滅するほどの大惨事となることは確実です。彗星が地球にぶつかるなんて、と思われるかもしれませんが、これはかなり確率の高い話なのです。(P134-135)
<わたしの読書メモ>
 木内さんは彗星探索家としてわずか3年の間に4つもの彗星を発見しました。その4つ目の彗星、スウィフト・タットル彗星を発見したのは1992年9月27日のことでした。
 この彗星は1862年に一度発見されている周期彗星ですが、その後130年もの間、行方がわからなくなっていて、学界でも再発見が待望されていた彗星だったのです。そんな彗星の再発見ですから、木内さんが世界中の注目を浴びたのもわかります。
 しかし、なんとその彗星が近い将来、地球に大接近、いや衝突するという軌道計算が導きだされました。映画ハルマゲドンやインデペンデンス・デイにも登場する地球衝突の惑星のモデルになったのもこのスウィフト・タットル彗星なのです。
 隕石の衝突とは訳が違う彗星の衝突。その衝撃は直径5OOメートルで広島型原子爆弾の1万7千倍の破壊力といわれています。
 直径は7キロから25キロの間、木内さんの観測では20キロと割り出されているこの彗星が、地球に衝突した場合おそらく地球の生命はすべて絶滅するでしょう。おそらく原始の地球に戻り、マグマに覆われ、その後氷河期を呼び起こし・・・という星としての歴史をリスタートさせるのです。
 この話を聞いて「自分が生きていないからよかった」という人がいます。果たしてそうなのでしょうか?その時代に生きていたなら?もしも自分の愛すべき人が生きていたなら?もしも自分の子孫がそのとき生きていたのなら?それはけして人事ではありません。自分たちの命を与え、育んでくれた地球の生物活動がなくなろうとしているのです。
 「備えあれば憂いなし」の言葉のように、この事実を知った人類(私たち)は、この問題を回避するための準備に今から取り掛かる必要があるのです。
 政府や国連などの機関の問題とだけ考えず、私たち一人ひとりが、そのときに向かって、いま何ができるのか?という問題意識と未来に対する責任感が、いずれは行動に結びつき、大きな成果を出すときが必ず訪れます。
 それが功を奏して、必ず来るときの問題解決につながるはずだと私は強く思うのです。
 フォーラムソラの活動の中にも、この2126年の問題がよく取り上げられます。この危機を乗り越えるために、「人類が取り組まなくてはならないこと」を冷静に考えてみると、まず人類の無責任な行動やおごりから、自ら地球を破壊や滅亡に向かわせてはならないのだ。ということが観えてくるのです。
【筆:小林 健】

夢中に全力な時ほどエネルギーがわいてくる【生き方は星空が教えてくれる】

感動体験プロデューサーの小林です。
フォーラムソラのオブザーバー木内鶴彦さんの著書から得た学びを「フォーラムソラ語録」として配信しています。あなたのオルタナティブ・ライフに役立つヒントをご提供できればと思います!

 

2012年11月5日

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『夢中に全力な時ほどエネルギーがわいてくる』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●体調が悪く、仕事がうまくできなくなってきたころ、私はついに開き直りました。こうなったら思いっきり無理をしてやろうという気持ちになったのです。
●睡眠時間を削って深夜から早朝まで山で彗星捜索を行い、山から戻ったらすぐに職場に向かう。そんな一見すると自殺行為とも見られるようなむちゃくちゃな生活を始めたのです。
●ところが不思議なもので、それほどのむちゃをしているにもかかわらず、深夜の観測をするようになると、私の体はどんどん元気になっていったのです。
●自分が夢中になれることに全力で取り組むとき、人は信じられないようなエネルギーがわいてくるのでしょう。
●最初の数年ほ、ただ夜空全体を観測するようなことをしていた私も、フライフィッシングがヒントとなって彗星軌道を求める計算式を確立してからは、本格的な捜索活動に入りました。
●その後、わずか三年の間に立てつづげに四つもの彗星を発見することができたのは、我ながら大変ラッキーなことだったと思っています。(P132-133)
<わたしの読書メモ>
 臨終の時を脱し、木内さんは普通の生活にもどりました。休み休み体をいたわりながら、好きな天文学を始めたわけですが、はじめの数年は夜の観測と昼の仕事との両立がうまくいかず、また新たなストレスを抱えていたようです。
 そこで木内さんは、いっそのこと割り切って考え方を変えてみました。むしろ、あまり体調のことを気にせず、天体観測に集中してみることにしました。
 それは、昼の仕事のことや、体のいたわりに対するストレスを開放したということにほかなりません。木内さんは臨死体験中もそうでしたが、早めに現状を割り切り次に物事を進めることについては、天才的な点があります。
 今回の場合もせっかく生き返ったというのに、周囲から見ればまるで自殺行為とも思えるような行動に打ってでます。しかし、結果的にはなぜか体が元気になっていったのです。
 木内さんも語っていますが、人は夢中になれることに全力で取り組むとき、信じられないようなエネルギーがわいてくるのです。周囲を見渡しても、一流のアーティストやミュージシャンはどれほど勢力的に、しかも超ハードな創作活動をしていたとしても、そのバイタリティーが尽きることはありません。
 木内さんの天体観測にかける思いが、それらに匹敵するほど情熱的なものだったことが窺えます。先に紹介した「フライフィッシングのヒント」もそんな夢中で全力で取り組んでいるときの偶然のアイディアだったのです。
その後の展開はまるで点と点が結ばれていき、いままで予想だにできなかったことが一筆書きのように描きだされていきました。
 『人は夢中で全力で取り込むとき、信じられないエネルギーがわいてくる』私たちも常に自分の使命や大好きなことに真剣に取り組む。そんな自分自身、そんな人生でありたいと思います。
【筆:小林 健】

月の誕生が人類をリセットさせた【生き方は星空が教えてくれる】

2012年11月3日

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『月の誕生が人類をリセットさせた』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●地球環境は、この事件を機に一変しました。大量に増えた水は、地球の質量を変化させ、重力を増加させました。生き残った生物たちは、一瞬にして何倍もの自重を感じるという困難に直面しました。まともに歩くことさえ難しかったことでしょう。
●さらに月の誕生により、地球は月の引力の干渉を受けることにもなりました。海の生物に多大な影響を与えている海の満ち引きも、このときから始まったのです。
●わずかに生き残った人類は山を下り、再び文明を築く努力を重ねましたが、それは文字どおりゼロからのスタートでした。太古の文明の痕跡が残っていないのは、このときの大洪水によってすべて失われてしまったからなのです。
●もちろんこのような荒唐無稽で科学的な裏づけのない話を、にわかに信じることはできないかもしれません。実際に経験した私自身でさえ、蘇生した直後は自分で見たものを信じることができなかったのですから。
●しかし、その世界で見た未来が事実であった以上、私はこうした地球の歴史もまた事実でほないかと思うようになりました。これからさらに科学が進歩していったとき、私の見てきたことが事実であったと立証される日が来るのではないか。私はそう思っています。(P127-128)
<わたしの読書メモ>
 旧約聖書にも残る七日七夜の大洪水。それは月の到来にまつわる天変地異の話だったのです。
 その当時、すでに人類は高度文明を手にしていたわけですが、宇宙規模の大惨事には足も手も出ませんでした。木内さんの話では、人類はその当時の高原に避難要塞を作り、この大惨事をしのいだと言っています。
 その痕跡が実はマチュピチュとして、現代にも残っています。『宇宙(ソラ)の旅 ペルー』でも、マチュピチュを木内さんと検証しましたが、面白いことに、遺跡を形成する石が大きく三層に分かれていることがわかりました。
 第一層は巨石の固まりで、これは現代のクレーン技術をもってしても移動出来ないほどの質量を持っています。第二層もかなり多きいですが、頑張れば何とかなる。第三層は人間の手でも運び込むことの出来る大きさでした。
 つまり、第三層はインカ人が形成し、第二、第一層はさらに過去にさかのぼって作られたことを意味するのです。この第一層こそ、月の誕生に伴う天変地異との戦いの場で有ったのです。
 この様な避難要塞や、それ以前の高度文明は今なお、地球のどこか海底深く、または地中深くに眠っているのです。南米では、海底二〇〇〇メートルに地中に伸びる階段らしきものも発見されています。
 確かに木内さんの言うように、いつの日か、人類の歴史を解明する日が科学の進歩と共に訪れるのではないでしょうか。

【筆:小林 健】

一万五千年前の天変地異が地球を変えた【生き方は星空が教えてくれる】

感動体験プロデューサーの小林です。
フォーラムソラのオブザーバー木内鶴彦さんの著書から得た学びを「フォーラムソラ語録」として配信しています。あなたのオルタナティブ・ライフに役立つヒントをご提供できればと思います!

 

2012年10月31日

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『一万五千年前の天変地異が地球を変えた』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●今から約一万五千年前、大量の水分を含んだ巨大彗星が地球に大接近したのを見ました。
●巨大隕石は火星の付近まで到達したとき、水分が気化し太陽よりも巨大なガス状の天体に変化しました。そのガスは地球にまで達しました。そしてガスの部分は、地球の引力に引き寄せられていきました。ガスが地表に近づくにしたがい冷え、雨となって地上に降り注ぎます。こうして大地の三分の一が水底に沈むほどの大雨が地球に降り注いだのです。
●そのころ、すでに文明をもっていた人類は天文についての知識もあったので、巨大彗星接近による被害を予想していました。少しでもその被害から逃れるために、人々は高い山の頂上などに避難していましたが、それでも大多数の命が失われてしまいました。
●恐竜が絶滅したのも、この天変地異が原因です。
●地球が再び静けさを取り戻したとき、地球の三分の二は海に覆われ、多くの種の動物が死滅していました。そして空を見上げると、水分を地球に吸い取られた巨大彗星の核が月となって輝いていたのです。
(P126-127)
<わたしの読書メモ>
 約一万五千年前の天変地異。その時のエピソードを木内さんはよく話されます。
 巨大彗星の到来。この宇宙的現象は人間の力では歯が立たない大事件でした。
 その当時、すでに人間は高度な文明をもち、地球の生態系のバランスを維持する役割を果たしていたそうです。しかし、どうすることも出来ない巨大彗星の到来は、七日七夜にわたり地球に豪雨をもたらし大洪水を巻き起こしました。
 地球の三分の一の海面が現在の三分の二まで水没したわけですから、そのパニック度は想像を絶するものだったに違いありません。その水位上昇を計算してみると、およそ二千メートルにも及びます。たとえば、富士山も海抜五千メートル級、エベレストは一万メートル級の山でした。
 そして、この天変地異によって恐竜が絶滅したというのです。この話を聞いた時、まったく馬鹿げていると内心私は思いました。しかし、フォーラムソラでその事実を検証する旅を繰り広げていくうちに、それは事実だったのだという確証を得るに至ったのです。
 その検証の旅の一つ『宇宙(ソラ)の旅 ペルー』では、ペルー・イカ川から出土した巨石の数々(通称:カブレラストーン)を検証することが出来ました。その巨石群は炭素測定で約一万二千年前とされるのですが、その表面には「人間と恐竜の
共存」、「人類と恐竜の戦い」、「恐竜の家畜化」などの様子が描かれてたのです。
 さらには、古代の人々が臓器移植を行う様子や、天変地異の観測の様子を刻銘に描いた絵まで残されていました。
 こうして、木内さんの見た世界の痕跡を目の当たりにすればするほど、木内さんが「今を生きる」私たちに伝えようとしている思いの真相が、点と点を結んでいくかの様に、徐々に理解できるようになっていくのです。
【筆:小林 健】

人間の頭脳と行動力は地球を守るためのもの【生き方は星空が教えてくれる】

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『人間の頭脳と行動力は地球を守るためのもの』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●生命体のバランスを整えるのは、非常に難しい役目です。
●それぞれの程に組み込まれたプログラムだげでは、突発的な変化や局地的なバランスの乱れに対応しきることはできません。そこで、自ら学習し、物事を考え、発想し創造する能力をもつ生命体がどうしても必要となってきたのです。
●砂漠化した地域に植林をしたり畑を造ることによって減少した緑を増やす。増えすぎた動物を家畜とすることでその数を整える。環境の変化を自らの頭脳と行動力によって整える働きを人間という種は担って生まれてきたのです。
●それはちょうど縁のないお盆の上に置かれたビー玉を落とさないようにバランスをとりつづけるゲームに似ています。
●お盆が右に傾いたら左側に傾ける。逆に左に傾きすぎたら右に戻すといったぐあいで、たえずそのときの状況や変化に合わせてバランスをとりつづけなければならないのです。(P124)
<わたしの読書メモ>
 私たち生命体も、地球も、宇宙全体をも取り込む膨大な意識。
 それこそが創造主であり、私たちの意志でもあります。私たちひとり一人の意識は膨大な意識とすべてリンクしているといいます。その膨大な意識が、地球に自らの頭脳で思考し行動できる生命体を誕生させました。
 それは決して、この地球を人間に支配させるためのものではありませんでした。
 この地球という、奇跡の生命にあふれる環境をキチンと整えるための役割。その目的のために、人間は頭脳と道具を使える体が供えられました。
 それまでの生命体の循環による「食物連鎖」では、環境保全が難しくなったと膨大な意識が判断した時、全て生き物、全ての宇宙の意識の集合体が地球に人間を誕生させたのでしょう。
 それは、天変地異や環境変化による生態系のアンバランスを解消したり、より豊かな環境を確保するためのものでした。
 私たちは地球という大きな舞台に住んでいます。しかし、この地球も宇宙規模で考えれば、さほど質量も無い危うい小さな星に住んでいるのです。
 木内さんのたとえる「お盆の上のビー玉」は、まさにこの宇宙規模で捉えた地球の姿です。その姿は非常に繊細なバランスの上に成り立っているのだと、木内さんは常に語りかけます。
 「人間の頭脳と行動力は地球を守るためのもの」ということを、私たちは今一度こころに刻み、この地球の乗組員全員が航海を真っ当できるように、この「宇宙船地球号」を確実に整備すること。それこそが、人間のDNAに刻まれた使命なのです。
【筆:小林 健】

人間の役割は生命のバランスを管理すること【生き方は星空が教えてくれる】

おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『人間の役割は生命のバランスを管理すること』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●植物は草食動物に食べられることによって自らの適正量を保ち、草食動物は肉食動物に捕食されることによって、自らの種に制限を設げました。
●肉食動物の多くは、草食動物の内臓を食べることによって自らの生命を保っています。なぜ内臓を食べるのかというと、肉食動物は、自らの体内に植物を栄養化する酵素をもっていないからなのです。
●したがって、その酵素が含まれる草食動物の内臓を食べるのです。もし肉食動物が、草食動物のように植物をエネルギーに変える酵素をもっていたら、肉食動物が増えすぎ、生態系のバランスを崩すこととなってしまいます。
●進化論では、生命体は自らの種をより繁殖させることが可能なように、厳しい自然環境に適応していくかたちで自らの肉体を進化させていったという言い方をしますが、本当にそうなのでしょうか。
●私が見てきた世界は、自らの種を繁栄させるためではなく、地球環境のバランスを整え、より長く生命が循環しつづけられることを目的に進化していました。
●そして種々雑多な生命のバランスを管理するものとして、進化の最終段階で生まれてきたのが人間だったのです。(P123)
<わたしの読書メモ>
 私たちが学校で教えられる「進化論」。それは「種の繁殖」のために自らの肉体を進化させるというものでした。しかし、木内さんの見てきた世界観はそれと異なっていたのです。
 地球という一つの舞台、全霊の共有財産。その地球の環境バランスを整えるために、自らの命を誕生させ役割を持ち、適度な死を組み込むことで生態系のバランスを保っていたのです。
 その中でも、手足を使え思考をめぐらすことのできる人間が誕生してきました。私たちは生態系のこまかな調整や修正をする役割として命をさずかったのです。
 しかし、私たちはその役割に気付かず、まるで万物・全生態系の王のごときふるまっています。木内さん的に考えれば、私たち人間は新参者であり、諸先輩のお世話をさせていただく立場にいることが解ってきます。
 そういう観点から考えてみると「弱肉強食」という言葉も、人間のおごりから発せられた言葉のように思えてきます。「強いものが食らう」のではなく「共栄共存のために整える」というのが本来の意味ではないでしょうか。
 私たちは、いままでの「進化論」的な上から目線で生態系を見るのではなく、新参者として、また先輩たちのお世話をするものとして、この「奇跡の星・地球」の存在意義と自らの役割について、いま一度考える時が来ているのだと私は思うのです。