困難を乗り越えること、それこそが人生の喜びだった【生き方は星空が教えてくれる】


おはようございます!

 

<今朝のフォーラムソラ語録>

『困難を乗り越えること、それこそが人生の喜びだった』

生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より

 

<立ち読みコーナー>
●死後の世界はとても退屈な世界です。すべてが自分であり、何の疑問もない世界です。それはつらくも苦しくもない世界ですが、ときめきも喜びもない世界ともいえます。
●この世にはさまざまな制限があります。でもだからこそ自分の能力を目いっぱい使って生き延びていくことが、とてつもなく素晴らしいことなのだと気がついたのです。
●みなさんも自分の人生を振り返ってみてください。あなたにとっていちばん素晴らしい思い出となっているのは、どんなときでしたか?
●それは、困難に負けず自分が一生懸命努力していたときではないでしょうか?
●そのときは苦しくて苦しくて、何で自分はこんなに大変な思いをしなければならないのだろうと、天を呪いたくなるような気持ちになったとしても、その困難を乗り越えて後から振り返ったときに感じるのは、かけがえのない充実感なのではないでしょうか。
●生きる喜びとは、そういうものだと私は思っています。(P118-119)
<わたしの読書メモ>
 木内さんがいつも繰り返し言うこと、それは「意識の世界にはすべてがある。しかし退屈である。」ということです。
 人は過去も未来も、まして今日の自分のことさえ解らずじまいです。そんな中で精一杯生きています。
 時にはすべてを投げ出してしまいたい。そんな衝動に駆られることもありますが、投げ出したところでその先には退屈な意識の世界があるだけなのです。
 もしも、この世界の辛さや苦しさから逃れたとしても、そこに待っているものは肉体のない意識だけの退屈な世界。例えその世界がすべての事象を理解できる世界だとしても、ただじっと「有る」だけの肉体のない世界なのです。
 それよりも、この肉体を預かり人生という体験を繰り返すこと。つまり「生きること」そのものに価値があるのではないでしょうか。
 その中でも、辛いこと苦しいことから自分の持てる能力を目いっぱい使って必死で乗り越える経験。それこそが「生きる喜び」なのだと、木内さんの体験は物語っています。
 もしも、少し未来の地点から現在の自分を見つめる習慣を身につけられたなら、私たちは今の困難をもっと精一杯、もっと自分の能力を引き出し、乗り越えていけるのではないでしょうか。
 なぜなら、その経験こそがかけがえのない「人生の喜び」であることを知っていれば、今よりも高い結果を引き出すことが出来るからなのです。
【筆:小林 健】

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