おはようございます!
<今朝のフォーラムソラ語録>
『意識は未来ビジョンにアクセスできる』
生き方は星空が教えてくれる(木内鶴彦著)より
<立ち読みコーナー>
●私は再び考えました。過去に行くことができたのだから、未来へいくこともできるのではないだろうかと。
●これまでは行きたいと思う場所なり、会いたいと思った人なりをイメージすればよかったのですが、未来となると具体的に思い浮かべられるような記憶もありません。そこでとりあえず「未来」ということだげを強く思ってみました。
●すると、私は畳が敷き詰められた大広間のようなところにいました。そこでは中年の男性が三十人ほどの若者を相手に、何やら話をしています。
(中略)
●私は近づいて中年の男性の顔をのぞき込んでみました。老けてはいましたが、それはたしかに私の顔でした。私は天文の話を中心に地球環境の大切さを切々と訴えていました。
●それを見た私は、漠然とした希望を抱いたのです。中年の自分が存在しているということは、もしかしたら「生き延びられるかもしれない」と思ったのです。
(P90-91)
<わたしの読書メモ>
木内さんの好奇心は目を見張るものがあります。これは、常に興味を持って生きることの大切さを教えてくれています。肉体を離れたという、のっぴきならない状況であっても、すぐに応用を効かせ探究心を働かせるところはさすがです。
まずは漠然と未来をイメージしたそうですが、それで意外に簡単に未来に行けたことは驚きです。しかし冷静に考えてみると、確かに自分の未来が無かったら未来をイメージしても決して行くことは出来ないのではないでしょうか。
その意味では、未来の自分(初老の自分)を見た驚きよりも、臨死の自分に未来があることへの驚き、希望、救いを感じたのは自然だったかもしれません。
木内さんは生還したのち、1994年10月「将来世代フォーラム」の講演という形で、このシーンを実際に体験することになるのです。
このことは、木内さんの一連の意識の旅は、夢ではなく現実であったことを示しています。私たちは三次元の世界で生まれ一生を終えますから、時空を超えた上位次元のことはなかなかイメージできません。
しかし、それは既成概念にとらわれていることに他ならないと私は思います。『意識は未来ビジョンにアクセスできる』のですから、たとえ三次元の民であっても、常に未来に意識を向けて希望を持って生きること。それが私たちの使命に繋がっているのではないでしょうか?そんなことを今回は考えさせられました。